爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

早くも忽那賢志さんが「新型コロナウイルス、オミクロン株」について解説

新型コロナウイルスも新たな変異株「オミクロン株」が現れたということで、各国が警戒を強めているということです。

日本は南アフリカなどアフリカ南部からの来日者への水際対策強化と言う対策を取るそうですが、それだけで大丈夫でしょうか。

 

この新変異株について、忽那賢志さんが早くも解説記事を書かれています。

いつも頼りにしています。

news.yahoo.co.jp

南アフリカのハウテン州というところで広がっているそうですが、そこではすでにこれまで流行していたデルタ株に変わってこのオミクロン株が急激に拡大しており、そのことからも感染力が増大しているのは間違いないことと見ています。

 

記事のこの部分に掲載されている南アフリカにおける変異株の構成状況のグラフは非常に分かりやすいもので、ベータ株からデルタ株へ、そして現在進行形でオミクロン株に一斉に変わっていくという状況がはっきりと分かります。

 

オミクロン株の感染力の強さと言うものは、香港における感染者発生状況を見ても分かるそうで、検疫隔離者用のホテルでおそらく最初に感染していた南アフリカからの帰国者と、もう一人のカナダからの帰国者の感染が検出されたのですが、その二人の接点はホテルの向かいの部屋であるということだけで、同時に一瞬ドアを開けたためにその時に感染したとみられるということですので、相当な感染力と言えるでしょう。

 

オミクロン株の遺伝子配列の解析もすでに行われており、多くの変異点が見つかっているそうです。

30以上もの変異点のうち、スパイク蛋白質に関するものた20以上もあるということで、これが感染力の強化にも関わっています。

さらに、この部分に働いていると考えられる免疫力がこれまでのウイルス同様に効果があるのかどうかが問題となり、他の株に感染した人や、これまでのワクチンを接種した人も感染しやすくなるという危険性があるようです。

ただし、重症度が上がるのかどうかといったことはまだ分かっていません。

 

とはいえ、我々ができることは今までの「感染対策」をやっていくしかないようです。

制限緩和で浮かれている人々にそのようなことが期待できるのでしょうか。