東京で起きた某若手俳優の当て逃げ事故で、テレビのワイドショーは長時間を掛けてあれやこれやと流し続けています。
最近よく売れている俳優のようで、人気もあったからということでしょうが、たかが20歳ちょっとの若造の事故、それもまあ幸い被害者は怪我はしたものの生命には差し障りのない程度ということで、こんなに取り上げる必要があるのかどうか不思議ですが。
しかし、ちょっと強引なUターンではあったようですが、禁止区域でもなく、また本人も酒酔いや麻薬ということもなく、すぐに停車して被害者の介護をしていればここまで問題になることもなかったでしょう。
交通事故は誰でも加害者となる可能性があり、その際にきちんと対応ができるかどうか、自信を持てる人はほとんどないでしょう。
しかし、たとえ事故の原因が被害者側にあったとしても、その場から逃げるということをした場合は全面的に非が問われることになるということは忘れてはならないことでしょう。
現在の運転免許取得の際の自動車学校での教習がどのようになっているかは知りませんが、かつて私の取った際には「事故を起こした時の行動」といったことは教えられませんでした。
ただ「けがをした人がいたらその救護にあたる」といった程度が教えられただけでした。
教習時間を1時間でも使い、「事故を起こした時のやるべき事」を練習させるといったことは必要なのではないでしょうか。
これは、毎度毎度の免許更新時の講習でも同様です。
ほとんど居眠りしていても良いような話だけではなく、実地でこういったことをやらせるというのも意味のあることでしょう。