爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

またも「○○事故多発」報道、印象操作で高齢者事故ばかり増えているかのような誘導、それにあっさり騙されて免許返納する素直な人も。

このところ、テレビをつければ「またも高齢ドライバーの事故」のニュースばかり。

ボーッと眺めていれば、とくに最近高齢ドライバーの事故が増えてきたかのように感じるかもしれません。

名古屋で起きた事故など、死者が出たわけでもないのに、派手に横転した車が出ただけで全国ニュースになったかのようです。

www.fnn.jp

このような集中豪雨のような報道は、いくらでも記憶の中に残っています。

古くは「またも三菱自動車が走行中に発火」

「またも飲酒運転事故」

「またも逆走事故」

「またも若者の暴走」

「またもてんかん患者の事故」

等々。

 

これらの報道のカラクリも明らかです。

全国を見れば一日何千件も起きている交通事故、その中から「◯◯」に当てはまるものを取り出せば、すぐに何件でも当てはまるものが出てきます。

しかも、現在ではスマホもあり、ドライブレコーダーもあり、さらに監視カメラも多数、必要となる画像がいくらでも手に入れることが可能です。(しかも高画質)

 

おそらく、「またも議員の事故」でも「またも交通取締り警官が起こした事故」でもニュースにすることは可能でしょう。

 

このような見え透いた誘導ですが、あっさりと引っかかって免許返納をしてしまう人も続出です。

何度も書いていますが、社会をあげて車に便利な構造に変えてしまったのですから、これで高齢者に運転させないというだけでは本当の解決にはなりません。

 

その対策の困難さや、痛みを棚上げにしておいて、高齢者に不便を押し付けるだけでお茶を濁そうというのでしょうか。