爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

台風進路予測が進化したのは良いことなんだろうけれど。

台風10号は予測通りに発達し、九州西岸を通るという非常に危ない進路を進んできます。

九州に最接近するのは7日午前ということです。

 

「今までに経験したことのないような暴風、大雨」だとか「特別警報級の台風」だとか、テレビではずっと警戒を呼び掛けられています。

 

しかし、それを前にしてできることは限られており、あとは不安と恐怖が重くのしかかってくるばかりです。

すでに昨日、店舗のパンやレトルトご飯の棚は品物が少なく、懐中電灯を買おうとしてもすでに売り切れ。

大きな木製ボードやガラスの破壊防止の養生テープなども飛ぶように売れているということです。

もうほとんど食欲もなく、笑う気力もなくなりました。

 

妻の母親は90歳目前、我が家から車で10分ほどの古い実家に一人で住んでいます。

若干認知症気味で、判断力は衰えてきているのですが、あまりにもテレビで続けざまに警戒と準備を言われているので、一人で重たい雨戸を全部閉めてしまいました。

妻が「寸前になったら全部閉めてやるから、自分では何もしなくていいと言っていたのに」と怒っていましたが、あのテレビ番組をずっと見ていたら、もう何もしないではいられないというのも無理はないでしょう。

 

しかし、数日前から台風進路と発達予測という気象情報が流れていますが、それがほぼ予報通りに進んでくるのには感心を通り越して呆れます。

真夏の台風はよく「迷走台風」などと呼ばれ、その進路も予測が難しいのですが、この時期になると太平洋高気圧の位置や動きもはっきりしており、進路予測もやりやすいのでしょう。

それにしても、予報技術はかなり進歩しているようです。

 

台風は地震や集中豪雨と違ってかなり前から予測ができ、準備もできる災害であるということのようです。

しかし、あまりにも強力な台風であると準備どころかまるで死刑台の前に立たされたかのような気分になるものです。

もう早く通り過ぎてくれと言いたいのですが、まだ丸2日かかります。