東京で200人以上の新規感染者検出、全国でも大幅に増えています。
それでも東京都も政府も異様なほど落ち着いているように見えます。
mainichi.jp感染者もほとんどが30代以下の若年層で、ほとんどが無症状で重症患者も少なく医療機関にも余裕があるからということですが。
しかし実際のところはやはりこの前の休業要請、行動自粛要請などで「懲りた」からでしょう。
巨額の国費を投入したにも関わらずほとんど効果がなく、経済の落ち込みだけが残った。
補償や助成金などの処理の事務能力も全く無いことがバレてしまい、巨額の手数料で民間委託していることも明らかになってしまった。
そして、何より、このウイルスにはこういった感染者との接触制限で流行沈静化という手が効果が少ないことが分かってきたということでしょう。
どうやら、はっきりとは言わないままにトランプ・ボルソナーロ路線に転換したようです。
とは言え、「だから再び休業要請し移動自粛を徹底しろ」などと言うつもりはありません。
この方法は、感染者が他人にウイルスを感染させウイルス増殖をさせることを、その機会を奪って徹底的に抑え込むというものですが、それも感染者のウイルスがやがて自然に免疫で消えることが前提となります。
しかし、どうやら感染者体内のウイルスは簡単には消えないようです。
PCR検査で陰性が2回で治癒という判定基準で運用していますが、その後に再度陽性になったという人が続出しています。
これがあると、いくら接触を減らしていくといってもやがて社会復帰をしたときに残ったウイルスで周囲を感染させます。
これが大幅に出ているのが現状でしょう。
これがこのウイルスの性質です。
非常に質(たち)の悪いものですが、「普通の風邪」と同様とも言えます。
ただし、「普通の風邪」よりはかなり死亡率が高いのが問題です。
治療薬もワクチンも、言われていたほどには早い開発は難しいようで、なかなか朗報も聞けません。
しかし、これが出るまではある程度の感染者増加と重症者死亡者の発生は避けられないのかもしれません。