爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「新型コロナ」雑感

どうでも良いようなことなんですが。

 

新型コロナウイルスによる肺炎」のことを、「新型コロナ」と表記する記事を見かけるようになりました。

 

せめて「ウイルス」までは入れてもらわないと、どうも年寄りにとっては「トヨタの自動車”コロナ”の新型モデル」のようで落ち着きません。

 

昔懐かしい名前で、1957年から2001年まで販売されていたそうです。

ja.wikipedia.org60年代から70年代の私が子供だったころには、日産のブルーバードと熾烈な販売合戦を繰り広げていました。

 

その当時は学校からの帰り道もほとんど自動車が走らない道を友達と話をしながら歩いて帰っていましたが、時々車が通りかかるとその車種を「あれはコロナ」とか「ブルーバードが来た」とか当てながら歩いたものです。

 

「コロナの新型が来た」とか言っていたものですが、まさか今の時代になって「新型コロナ」という言葉を聞くことになるとは。

 

それにしても日本語ではなぜか外来語も3文字か4文字に縮めなければ使えないというのはなぜなんでしょう。

マクドナルドハンバーガが「マック」(または「マクド」)、ケンタッキーフライドチキンが「ケンタ」、ロイヤルホストレストランを「ロイホ」などはまだ可愛いものです。

 

Disrespect は英単語で「さげすむ、無礼を働く」ということですが、これを「ディスる」と省略する使い方があるそうです。(つい最近テレビのクイズ番組で初めて知りました)

Dis-という接頭辞はその後の部分の意味を否定するものであり、Dis-なんとかという単語は数え切れないほどありますが、それを一つだけに限定する使い方というものは迷惑極まりないものでしょう。

 

まあ、昔からこのような使い方はいくらでもあるので、いまさら言っても仕方ないことですが。

例えば、「プロ」といえばもうprofessional の意味でしか使いませんが、provide progress prohibit project などはどうしてくれると思います。

 

外国語をカタカナ書きで使うことは、発音をないがしろにするという意味で問題がありますが、それでも「ディスレスペクト」と使うのであればまだ外国語とのつながりがかろうじて残りますが、「ディスる」ではなんだか分かりません。