爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

もはや支離滅裂、アメリカはブラジルに対して関税率50%を通告したがその理由は「ボルソナーロ訴追」

トランプ大統領はブラジルに対して関税率50%と世界各国の中でも一番の高率関税をかけました。

しかし、ブラジルは対米貿易ではアメリカ側が黒字、つまり日本などに対しての米側の貿易赤字という理由は成り立っていません。

その理由がどうやらトランプが贔屓にしていたボルソナーロ前大統領に対する刑事訴追だということです。

news.yahoo.co.jpアメリカが貿易黒字である国はそれほど多くないのですが、ブラジルはその一つでした。

そのため、4月の世界各国に対する関税発表時には最も低い10%税率となっていました。

しかしその後ボルソナーロ前大統領に対してクーデター未遂の容疑で訴追されたことで、トランプは態度を硬化させたということです。

 

ボルソナーロはかつてはリトル・トランプなどとも呼ばれ、トランプとは非常に親しい仲でその政治姿勢も似通ったものでした。

その贔屓にしていたボルソナーロを刑事訴追したということ以外、このような高率関税の理由が無いようです。

 

もはや支離滅裂としか言いようがないトランプの政治姿勢です。

こんなのにひざまずいて自動車関税を低くして貰おうなどというのは全く国辱外交と言うべきでしょう。

ちょうどいい機会です。

これを機に自動車頼りの経済を見直し、正道に戻すべきでしょう。