爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

台風10号はなぜ九州上陸後急激に弱まったか、天気「事後解説」、できれば「予報」してほしかった。

台風10号は最強の勢力と言われながら鹿児島上陸、その後ゆっくりと北上していく間に急激に弱まり、熊本接近時にはさほど強いものではなくなって、熊本では風の被害はあまり出ずに済みました。

その理由を(今になって)解説していました。

“最強クラス” 台風10号 なぜ予想より弱まったのか 気象予報士が解説 | TBS NEWS DIG (1ページ)

なお、NHK熊本のローカル番組でも専属気象予報士のY君が報じていました。

 

どうやら非常に遅いスピードで北上したため、鹿児島県内から北では海上からの水蒸気の供給も無くなり、どんどんと弱くなってしまったようです。

NHKのY君の解説では、それに加えて北から乾いた空気が大量に入っており、それがさらに台風を弱めた効果があったそうです。

 

熊本でも南部は1999年の台風18号の被害の記憶が強烈で、おそらく40代以上の人には忘れられないものとなっているのですが、各地で建物被害も大きく、電柱が倒れて停電も場所によっては1週間以上も続いたことがあり、台風の暴風被害についてはどうしても敏感になってしまいます。

今回も台風接近の前から防災用品や食料・水などの購入に多くの人が走り、店の品物も売り切れるという状況でした。

 

まあ、ほんの数十㎞も西にずれていたらここまでの勢力低下はなく、かなりの被害もあり得たようですので、あまり文句も言えませんが、もうちょっと「予報」してほしかったところです。