事件自体は全国版の放送などでも取り上げられて関心を集めていますが、これはおそらく熊本版だけに留まるのでは。
kumanichi.com地元熊本日日新聞の記事ですが、このサイトは有料会員限定のようです。
内容は、今回の騒ぎの一方の当事者である水俣病の患者団体に対してその行動を非難する電話があったというものです。
「割り当て時間の3分を守れない方が悪い」とか、「被害者ぶって騒ぐ方がおかしい」といった内容だということです。
こういった電話を掛ける人というのは、おそらく悪意を持ってしているわけではないでしょう。
その真意を想像すれば、「この程度の問題で(マイクを切られたということしか考えていないのは明らか)、お上に盾突くなどもってのほか」といった、その人なりの正義感に動かされてということではないでしょうか。
その「正義感」がいかに偏ったものかということは、他のほとんどの人が同感してくれると思いますが、それでもそういった「正義感」を持つ人が一定程度は居るということでしょう。
その「お上」がこれまでどのようなことを水俣病被害者の人たちにしてきたか、そういった知識もおそらくほとんど持ち合わせないのでしょうが、それは他の人も程度問題はあれ似たようなものかもしれません。
こういった理解を広めるためにもこのようなニュースがあったということは知っておきたいものだと思います。