爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

総務省統計局「家計調査」の罪作り。またも「ラーメン日本一」「ぎょうざ日本一」のバカ騒ぎ

今年もその時期になったということでしょうか、総務省統計局から「家計調査」が発表になり、その中で「ラーメン日本一」「ぎょうざ日本一」になったとか、落ちたとか言ってバカ騒ぎをするテレビ番組が数多くなっています。

news.yahoo.co.jp

これについては去年もその実態を調べて書いています。

sohujojo.hatenablog.comその食品の総売り上げの調査といったものではなく、あくまでも「家計調査」であるということ、たまたま「外食」の中に「ラーメン」の項目があり、また「加工食品」の中に「ぎょうざ」の項目があったということでその地域が勝手に盛り上がっているだけだということはもっとはっきりと言うべきでしょう。

 

なお、発表の元データを見てみると結構面白いことが含まれています。

www.stat.go.jp「外食」部門のうち、「日本そば・うどん」では高松市がトップというのは当たり前すぎるのか誰も話題にもしません。

「すし(外食)」で金沢市がトップというのはさすが。あそこの寿司は回転していても抜群でした。

そしていろいろな項目で岐阜市がトップや上位というのが目を引きます。

あそこは外食好きなんでしょうか。

そして、熊本市が唯一トップをとったのが「ハンバーガー」でした。

熊本ではもっと嬉しがって報道しても良さそうなものですが。

 

加工食品の方では餃子ばかりがニュースになりますが、「しゅうまい」部門もありそこでは横浜市がトップ。

これも当たり前過ぎて面白くないか。

「天ぷら・フライ」「カツレツ」「コロッケ」といった揚げ物では福井市がトップ、それもかなりのダントツ。

揚げ物が好きなんでしょうか。

「焼き鳥」の青森市というのも意外な感じです。

 

まあ、あまりにも「ラーメン(外食)」「ぎょうざ(加工食品)」だけを報道する姿勢というものはどうなんでしょうか。