東京立川市の学校給食でO157集団食中毒が起き、大阪の海苔業者の刻み海苔が原因とされました。
今週の渡辺宏さんの「安心!?食べ物情報」によると、同じ製品により和歌山県御坊市や大阪府大東市、福岡県久留米市でO157食中毒が発生しているそうです。
http://food.kenji.ne.jp/review/review905.html
製造業者の大阪市の「いそ小判海苔本舗」は無期限の営業禁止処分となったそうですが、まだ流通には製品が残っているようです。
また、それにしても東京から福岡まで広範囲に流通しているのにも驚きます。
最初の事件の報道で流れていたその加工業者の工場の場面は私も見ましたが、素手でノリを一枚一枚機械にいれて刻むというもので、あれで手にウイルスが着いていれば全部汚染だなと納得してしまいました。
食品の加工流通には思わぬ弱点が存在するものです。
特に、この刻み海苔のような最終段階で加熱するということがない食品の場合はもっとも危険性を持つのでしょう。
なお、他にも渡辺さんが引用している記事は、アメリカのO157、水素水の騒動、健康食品の問題等、食品関係いろいろの問題点を指摘され、なかなか参考になります。
記事最後に、ご健康を害されているという記述がありますが、回復されることを祈ります。