爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「救急車購入をクラウドファンディングで」って、何かおかしいんでは。

ニュースで「救急車購入をクラウドファンディングで」ということが報道されていましたが、ちょっと調べるとその病院だけでなく全国各地の病院で同様の事例が頻発しているようです。

確かにそれを見ていくらかでも出そうという善意の人は多いのかもしれませんが、それでもちょっとおかしな話でしょう。

 

そのニュースでも言っていましたが、日本の病院の80%近くは赤字だそうです。

そのため高額な医療器械を買うと救急車までは手が回らずに古い中古車を何とか動かさなければならないのだとか。

 

しかし医療費は増え続けているはずで、健康保険財政もひっ迫していますし、私たちの払う健康保険税も増大しています。

その金はどこへ行ってしまうのか。

薬剤費や医療機器の高額化というのも問題でしょうし、やはり医療関係者の収入が多いというのも関係があるのでしょう。

 

しかし一度掴んだ既得権はそう簡単には削減すらできないでしょう。

あとはそれぞれの政治力次第ということでしょうか。