TSMCの工場進出に始まり関係業種の企業も次々と進出が決まり、まるで浮かれているかのような熊本県(ただし北部だけ)ですが、地下水が守れるかどうかという不安もあるようです。
kumanichi.com熊本は阿蘇の伏流水が豊富ということで、熊本市ではその上水道のほとんどを地下水で賄っています。
しかしかつては工業用水の浪費で地下水の水位が低下したということもあり、その資源減少ということには不安を持っています。
半導体製造というのは水資源を非常に多く使うということはよく知られていることであり、その大規模工場進出ということでその面での危惧も強いようです。
今日の新聞報道では地下水だけに頼らず菊池川水系の竜門ダムからの水供給も行なうということのようですが、本当に大丈夫なのでしょうか。
地下水は目に見えないだけに一度不安感が高まるとその解消が難しくなります。
TSMC進出では直接利益を受ける人以外には警戒感も強く、実際に道路渋滞の悪化で直接被害を受けている人も多いようですが、それにさらに不安要素が増すと歓迎一色という訳にもいかなくなるでしょう。
まあ、いずれにせよ県南には関係ありませんが。