台湾の半導体大手メーカーTSMCは日本工場を熊本県菊陽町に建設中ですが、第二工場も熊本に建設したいという意向を経営者が語ったそうです。
kumanichi.com直接的な影響だけでなく、関連企業の進出などで周辺は非常に活気づいているようですが、一方では地価の高騰や道路渋滞の悪化といったマイナス面の影響も出ています。
これが第二工場も現建設地のそばとなった場合、好影響が出るか悪影響が出るか。
熊本県でも熊本市から北方の菊陽町、大津町方面はTSMC進出以前から発展が進み、道路事情の悪化、土地不足、そして無視できないのが熊本特有でしょうが地下水枯渇の不安といったことが心配されています。
好影響の方ではすでに求人倍率の上昇はありますが、今のところは限られた業種のみであり第二工場が来たからと言ってさらに上昇するかは分かりません。
どうも、あまり集中しすぎても地域の健全な環境作りにはかえって悪影響が多そうに見えます。
TSMCの工場進出にあたっては日本政府からも巨額の補助金が出ているということですが、熊本県も有形無形の配慮が求められているのではないでしょうか。
なお、アメリカにはTSMCの最上級製品の工場が建設されているということですが、ドイツにも工場建設が進んでおり、これもドイツ政府の補助金が絡んでいるようです。
どうも世界的な半導体供給不足という事情を効果的に使っているようにも見えます。
この後どのような展開になるのか、住んでいる県のことですので、無関心ではいられません。
なにか危ないことが待っているような気もするのですが。