NHKニュースによれば環境省や経産省の主導で「太陽光パネルリサイクル検討会」が発足したそうです。
「何を今頃言ってるの」といった感想です。
家々の屋根ばかりでなく、農地や山林にも大規模太陽光発電装置が広がっています。
急激に広がりだしたのはここ10年ちょっとのことでしょうが、それでも耐用年数が20年から25年と言われていますので、もうすぐ大量廃棄時代が訪れることになります。
それを廃棄するなどと言っても燃やして無くなるものでもなく、どうしようもないだろうことは誰にでもすぐに分かります。
リサイクルして部品まですべて循環使用できるなら本当の「サステナブル」なのでしょうが、とてもじゃないけれど無理というところでしょう。
このような話ですぐに思い当たるのが「放射性廃棄物」ですが、いまだにその方法すら確定しているとは言えない状況でも平気な顔で再稼働と言っています。
そこまでひどいとは言えないかもしれませんが(量的にはそれ以上か)この太陽光パネル問題も非常に大きな環境負荷となるものです。
そもそも「すべての工業的製品にはリサイクルを強制する」といった原則が確立されなければとても「サステナビリティ」などと言えるはずもないのですが、相変わらずカッコだけの持続可能社会と言葉だけの宣伝が横行しています。
リサイクルが確立できなければ新規の太陽光パネル生産は禁止というのが当然だと思います。