またまた鮮明な印象を受けた夢を見た話です。
私はまだ若いようです。
会社の仕事が終わり、グランドにでて野球の練習をします。
ただし、専門の野球部などではなく、何かの懇親大会のために急遽練習に駆り出されたようで、自分のグローブもなく誰かのボロボロのものを借ります。
外野の守備の練習だということで、何人かが代わるがわるノックされた打球を捕球します。
私の番になり打球が飛んでくるのですが、落下位置がよく分かりません。
何とか走っていくのですが、ボールを取ろうとしてもグローブが上手く開かず結局は落としてしまいます。
それを何度も繰り返しますが、どうしてもうまく捕球できないようです。
取れないまま目が覚めました。
それでは実際の体験の話。
これはまさに実体験そのままです。
私が就職して最初に赴任した工場には広大な敷地の一画に野球グランドがありました。
とはいえ、野球グラントといっても別にスタンドなどがあるわけでもなく、さすがにバックネットだけは簡単なものがありましたが、あとはただの原っぱですが。
そして工場内の部門が集まり野球の対抗戦が年に一度行われていました。
その要員には野球経験者だけでは足らずに若い者も駆り出されました。
主要なポスト、投手、捕手、サード、ショートなどといった順にうまい人が入っていき、比較的ボールの飛んでこないライト、センター、セカンドといったところには素人が入ったものです。
私などは夢の通りにフライが飛んできてもまともに取れない状態でしたので、さすがに試合にはあまり出ませんでしたが、仕事の都合で野球のうまい人が試合に出られないという場合には仕方なく私まで出されるということもありました。
ボールが飛んでこないことを祈ったものです。
なお、私も他のスポーツでは結構活躍できる方でしたが、なぜか野球の守備、特にフライを捕球するということはうまくできませんでした。
あれも打ち方によっては変な回転がかかることがあり、打球が変化球のように進路が変わることがあるようで、思わぬ方向に行ってしまうことがありました。
まあ何度もやっていれば慣れてくるのでしょうが、そこまで付き合いきれないままでした。
まあ、遠い昔の身体がよく動いた当時のことです。