新潟県の三幸製菓工場で火災が起き、従業員6名が焼死という痛ましいことになりました。
私も工場勤務で管理職として事故防止の活動を長くやっていましたので、こういった事故の発生というものには敏感に反応してしまいます。
ところが、その後の報道では焼死した高齢女性4名はアルバイトだったため、定例の避難訓練にも参加しておらず、避難経路が分からなかった可能性があるということです。
上記の読売新聞記事によれば、同社関係者の話としてアルバイトは年2回実施する避難訓練に参加しておらず、防火シャッター脇に避難口があることも知らなかったかもしれないということだそうです。
これが本当だとすれば大きな問題で、従業員かアルバイトかに関わらず、さらに現場に関連会社や運送関係者なども出入りする可能性があるならすべての関係者を含めて避難訓練を行なうというのが当然であり、それができていないというのは大きな落ち度となるでしょう。
大手の製菓会社ということですが、これではちょっとその姿勢が問題なのかもしれません。
工場の災害発生では関係者一同大きな衝撃を受けるでしょうが、何より犠牲者の遺族の悲しみは大きなものと思います。
その立場にある人は皆自分たちの状況を改めて見直してほしいものです。