爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

脱力感と再起

これまでほとんど支持率もなかった菅に急激に支持が集まっているというニュースを見て、その裏にある民衆心理を考え、そのような人間が多数を占める日本という国に対しての脱力感を感じ、これまでも何回かあったようなうつ状態に陥りかけました。

 

思い出す限り、そういった事態というのは、福島原発事故の後福島県から避難してきた人々を「放射能」といってイジメる人間が居たということを聞いた時とか、コロナ禍の激しい時にそれに対して闘っている医療関係者や不幸にも感染してしまった人たちに有形無形の排除の態度をとる人間が多いということを聞いた時などです。

 

つまり、あまりにも卑劣で愚劣な行為をする人間がこの日本に数多く居るということを見聞きした時ということです。

彼らと同じような血が自分にも流れているということをたまらなく嫌に感じます。

 

政権や官僚、有力者などに腐敗が溢れていたり、無能であることが明らかな際にはこういった脱力感は感じず、やらねばならぬという高揚感すら感じるのですが、多くの無名の庶民がとんでもない愚劣な行為をすることに接するとダメです。

 

今回も、「あの安倍政権の政策を継承するから」とか「自民党の有力者が皆推薦するから」などといった、どうしてもマイナス材料にしか見えないものを理由に「支持します」という声が、しかもかなりの多数から起きるということにまたも嫌気がさしたというところです。

 

とは言え、菅政権はまだ始まってもいないし、これからでしょう。

その間違いをどんどんと指摘していこうと、ちょっとやる気を出しかけているところです。