内田樹さんのブログ「研究室」に掲載されたものです。
5月7日付けですが「政局についてのコメントは”なまもの”なのではやめに載せる」と書かれていました。
もう「自民選挙3連敗」などは記憶から消えかけていますので、そうなのでしょう。
blog.tatsuru.com自民党の地方組織が弱体化しているというのはその通りでしょう。
小選挙区制の副作用として、党本部のイエスマンばかりを国会議員に登用し、地方有力者は国政では邪魔者扱い、それでは仕方ない流れでしょう。
もちろん、野党の地方組織などはそれ以前に壊滅しています。
国民の政治意識というものを薄めようと期していた政権ですから、それが成就したということなのでしょう。
菅政権は長くはないという見方ですが、存在感はほとんどありません。
オリンピック開催だけが希望の星のような政権ですが、それも危うくなってきたということでしょうか。
ただし、自民党にも次の候補が居ません。
「代えるよりはまだマシ」で菅が生き延びるのか。
そして、あの「安倍再登板」もあり得るとしています。
病気で辞任したということになっていますが、その診断書もまったく公表しておらず、その後も病気らしい様子も見せずに活躍しています。
まだあの幻術に期待する連中も多いようですし、これはあり得るかもしれません。
まあどの道に進んでも良くなることは何もないのでしょうが、絶望感だけが強くなるのでしょうか。
それにしても我慢強くあきらめの良い国民で良かったのは政治家でしょう。
しかし、その先に何があっても「政権交代」しなければ日本は終わってしまうということです。
現野党が政権を取ればとりあえずマスコミは政権批判を強めるだろうから、少なくとも「報道の自由度ランキング」は急上昇するというのは、確かでしょう。
だからどうと言うこともないのでしょうが。