賀茂川さんの今回の指摘は、「IoT」と称するインターネットにあらゆる電気製品などをつなげてしまおうという策謀です。
冒頭には、「そんなものを誰が必要としているか」を論じています。
洗濯機をネットにつなげる製品が出ていますが、洗濯が終わったことをスマホに知らせてもらいたいという人など、ほとんど居るはずもありません。
しかし、このような各家庭の電化製品使用状況を知りたい人々が居ます。
政府や諜報機関、そして使用状況などのビッグデータを使いたくて仕方のない企業などです。
ウィキリークスで暴露された諜報機関のデータ収集にも、このようなIoTは有用なのは間違いありません。
賀茂川さんは論じていませんが、自動車のコントロールを奪ってしまうことも可能なようです。
すでにそれによる事故も起きているという話もありますが、政府諜報機関による監視強化とともに、このようなハッカーによる犯罪の危険性もありそうです。
どうやら、使う側にとっては何も得にはならないもののようです。