爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1238 移民政策推進なぜ

政府のゴリ押し国会で焦点となっている、「移民政策」です。

賀茂川さんも疑問を呈しています。

kamogawakosuke.info

政府は「人手不足がひどい」と言っていますが、それがどのような業界かと言えば賃金が低くその割に重労働という、「働き方改革」をしようとも思わない業界で、安くても外国人なら来るだろうという、ご都合主義丸出しのところです。

 

小売業の店員や、介護業務など、アメリカや中国ではAI化、ロボット化を進めて対応しようとしている先端分野とも言える業務ですが、日本ではその方向での技術開発や投資を進めようともせず、安い外国人労働者を雇うことしか頭の中にはないようです。

 

中国の状況を貶めるようなことばかり言っている日本ですが、実態はもう中国にはるかに後に置いていかれてしまったのかもしれません。

賀茂川さんの最後の言葉です。

コピー製品から先進AIを研究開発する国に変わった中国と、一億総活躍社会と称して人生100年時代には海外からの労働者と仕事を奪い合って年金支給70歳まで働くことを国民に推奨する日本、どちらの将来に希望があるのだろう。

中国の実際の姿は分かりませんが、表れているのがほんの一部だとしても日本よりマシということになっているのでしょうか。

 

国会のドタバタを見ても、対案なしに反対する野党もさることながら、この法案の本当の意味を考えもせず議席数の差に胡座をかいて居丈高に振る舞い「醜い日本人」そのままの姿を晒している与党議員を見ても、国の未来に希望を持つことを諦めざるを得ないようです。