爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

安倍首相は秘書の意味を取り違えている?

先週末の夕方の(アベトモの)フジテレビの番組に、安倍首相出演ということで、普段はその番組を見ることが多いのですが、目や耳が汚れるからと思いチャンネルを変えました。 しかし、すこしずつでも耳に入ってしまった中に、「秘書は一々私に報告はしない」…

「イランカラプテ アイヌ民族を知っていますか?」アイヌ民族に関する人権教育の会監修 秋辺日出男他著

本書副題は「先住権・文化継承・差別の問題」とあります。 アイヌ民族が特に北海道においての先住民族であるということは確認されていますが、政府はそれをどうこうするという実際的な政策を取ることはなく、放置されています。 アイヌ民族と名乗っているの…

柳瀬元首相秘書官は「籠抜け詐欺」?

国会での参考人質問で、柳瀬元首相補佐官は「加計学園の職員に首相官邸で会った。愛媛県、今治市の職員は一緒にいたかもしれないが覚えていない。この件について首相からの指示はなく、報告もしていない」という趣旨の答弁をしました。 この弁解を聞いて思い…

「細川ガラシャ キリシタン史料から見た生涯」安延苑著

明智光秀の娘として生まれ、細川忠興の妻となり、キリスト教徒となって関ヶ原の戦いの前に石田三成に人質とされようとして壮絶な死を遂げた、細川ガラシャ。 その名は日本ばかりでなくヨーロッパでも知られているのですが、実際の彼女の人生がどのようなもの…

九州国際スリーデーマーチ参加

5月11日から3日間、八代市球磨川河川敷をスタート会場として、九州国際スリーデーマーチと言う、ただ歩け歩けと言う大会が開かれています。 11日はその初日、10kmコースに参加してきました。 去年はひどい雨で、一部中止となったのですが、今年は…

「そして最後にヒトが残った ネアンデルタール人と私たちの50万年史」クライブ・フィンレイソン著

ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)と現生人類(ホモ・サピエンス)は50万年前に分離し、その後は地理的に隔絶して暮らしたために徐々に様々な部位に差ができたと言われています。 そして、ネアンデルタール人の絶滅は意外に最近のことで…

こんな言い逃れで通ると思っているのか。柳瀬参考人招致

元首相秘書官の柳瀬唯夫が、これまでの「愛媛県職員との面会否定」に嘘の上塗りをして「加計学園職員とは面会」と言い逃れするつもりのようです。 www.jiji.com あまりにも稚拙な言い逃れで取り上げるこちらも馬鹿になったみたいで嫌な気分がするのですが、…

「キリスト教と戦争 愛と平和を説きつつ戦う論理」石川明人著

キリスト教徒は「愛」と「平和」を口にしていますが、戦争もしています。 戦争とキリスト教との関係というものについて、納得行く回答をされることはありません。 キリスト教徒は現在世界に23億人います。 彼らの中で一部の人のみが好戦的で、ほとんどは平和…

武田薬品が超大型企業買収 なんと7兆円

武田薬品がアイルランドの製薬企業を約7兆円の費用をかけて買収するというニュースが流れました。 jp.wsj.com他にも海外企業を買収という動きが連発の状況です。 少し前になりますが、ソフトバンクがイギリスの企業買収を行った時にも書いたとおり、ここまで…

夢の話「放火犯人を捕まえる」

今回の夢を見た理由は明白です。 埼玉県で起きている連続放火事件、ついに死者まで出ているということが報道されています。 そのせいか、非常に鮮烈で隅々までリアリティーに富んだ夢を見てしまいました。 舞台は実家で、実際はすでに両親ともに亡くなってい…

「日韓メモリー・ウォーズ 私たちは何を忘れてきたか」朴裕河、上野千鶴子他

日韓の関係は非常に悪くなっていますが、そこには両国の間で認知されていることの食い違いが大きいことが存在します。 「歴史問題」として取り上げようとしてもその認知のされ方が相互で違えば対話にもなりません。 その違いと、それを埋める方法とを、「メ…

「楽譜を読む本 感動を生み出す記号たち」沼口隆、沼野雄司他共著

音楽というものは音を聞いて楽しめれば良いのですが、それでも同じような曲を記録し再現するためには楽譜というものが必要になります。 現在、普通に「楽譜」として通用しているものは西洋音楽の記録に適したものとして発展してきました。 それで音楽のすべ…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1217 AIの進歩と人類の終焉

賀茂川耕助さんのブログ、今度は「AIの進歩と人類の終焉」と題されています。 kamogawakosuke.info AIの進歩の人間への影響といった場合、いくつかの懸念があげられるでしょう。 賀茂川さんもそれを示していますが、まずは「雇用への不安」、そして「AIの反…

最近「食べ放題」が流行っていますね

最近いたるところで「食べ放題」の店が流行っているようです。 「焼き肉食べ放題」とか、「寿司食べ放題」、「ランチブッフェ」などよく目にします。 これについて、「東洋経済オンライン」で経済コラムニストの大江英樹さんが分かりやすい解説を書いていま…

「小飼弾の失言学」小飼弾著

このところ毎日のように失言が飛び出しているようですが、著名なブロガーという小飼さんが様々な「失言」というものについての考察を書きました。 失言となる場合というものは至る所に転がっています。 ただし、本書冒頭にあるように、「失言は発言そのもの…

「ノックの音が」星新一著

最近、星新一さんの伝記を読んだので手持ちの星さんの作品を読み返してみました。 「ノックの音が」というのは、最初はサンデー毎日に連載していたものを昭和40年に毎日新聞社から単行本として発行、その後絶版となったので昭和47年に講談社から出版され…

右翼の連中が自衛隊について改憲と言い張るのでまともな憲法改革論議ができない

5月3日の憲法記念日にあたっては、改憲派と護憲派という人々がそれぞれ主張を繰り広げますが、自民党を中心とする改憲派の連中が自衛隊と軍事のことのみに限ったかのような論議をするために、それに反対する人々は護憲としか言いようがなく、憲法のその他…

「パイプオルガン入門」椎名雄一郎著

教会やコンサートホールなどに鎮座するパイプオルガン、見ただけで圧倒されるような気がしますが、その演奏を聞くというのはなかなか機会がありません。 オルガン曲というと、バッハの数曲を聞いた程度でほとんど知りませんが、この本は入門ということなので…

「単身急増社会の衝撃」藤森克彦著

単身世帯、つまり一人きりで暮らしている人々が増え続けています。 そこには、これまでのように数世代が同居して暮らすというスタイルを取ることができなくなり、夫婦単位の世帯が増えた結果、死別または離別して単身となった人々もあり、また未婚のまま親元…

水俣病公式確認より62年、水俣では慰霊祭

62年前の5月1日に初めて水俣病患者が確認されたとして、公式確認の日に慰霊祭が行われました。 全国版ニュースで報道されたかどうかは知りませんが、熊本ローカルニュースでは大きな扱いでした。 www.nikkei.com ニュースでは原因企業チッソの社長のコメン…

まだ相変わらず「中国食品は怖い」をやってるんだ。 FOOCOM.NETで森田満樹さんが「危ない中国食品に惑わされない」という記事

FOOCOM.NET専門家コラムでは、消費生活コンサルタントの森田満樹さんが、週刊文春の「危ない中国食品」という記事について、そのどこがおかしいかということを解説しています。 www.foocom.net相も変わらずこういった記事を書き続ける方もしつこいものだと感…