ウクライナ侵攻以来「国際社会」から制裁を受けているロシアが味方を増やそうとあがいている、かのようにも見えますが。
しかしスイスで行われたウクライナ平和サミットにはロシア・中国は不参加、その他の多くの国は出席はしたもののインド・南アフリカ・UAE・サウジアラビアの主要新興国は共同声明を支持しませんでした。
どうやら、どちらの味方が多いのかよくわからない情勢になっているようです。
ロシア・中国が主導し、BRICS各国に加えグローバルサウス諸国の多くが加わると世界のほぼすべてと言えるほどの勢力となります。
それに対するのはG7にわずかなヨーロッパ諸国のみ。
その力の衰えは明らかでしょう。
ロシアを制裁などと言ってもその効果はほとんどなし。
ロシアの資源と中国の製造力が結びつけば敵なしかもしれません。
ただし、まだまだ一本道とは言えない状況で、右往左往していくのでしょう。
ロシアも中国も覇権国などという資格は全くなく、近隣の国々からの反発を増すようなことばかりやっています。
とくに中国は徳治という道徳を長い歴史の中で確立していたはずなのに、それをすべて忘れ去ったのはなぜでしょう。
「損して得取れ」を実施すればすぐにでもアメリカを凌駕することができそうですが。