爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「中露の仲間入りをするトルコ」田中宇さんの「国際ニュース解説」より。

田中宇さんの「国際ニュース解説」でトルコが中露の主導するBRICSに入るようだということが解説されていました。

tanakanews.comBRICSはすでに一つの国際的組織として始動しようとしていますが、そこにトルコが加盟したいという動きを見せているということです。

 

トルコは言うまでも無くNATO加盟国でありアメリカの同盟国と見なされるものです。

それが中露側に付くという姿勢を見せたことになります。

 

つい先日、サウジアラビアがそのような動きを見せかけたのですが、アメリカの反発を受けて一時留保となっています。

サウジアラビア以上にアメリカとの関係が深いトルコですからその影響も大きいのでしょう。

 

BRICSはドル決済圏から逃れて独自の決済圏を確立しようとしているということです。

さすがに統一通貨導入ということは無理でしょうが、アメリカの制裁でドル決済がしにくくなるという事情もあり何らかの形でのシステムを作るつもりなのでしょうか。

 

トルコはすでに民兵団という集団をアフリカなどの紛争地域に送るという動きを見せているそうです。

ロシアがウクライナ戦争で兵力をそちらに回さざるを得ない状況で世界の治安維持に参入するという姿勢なのかもしれません。

G7などという枠組みが「世界」だと思い込んでいる日本は遅れるばかりかもしれません。