爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

見た目で判断するな、パックンの経験談

ハーバード卒の芸人というパックン、パトリック・ハーランさんがユーモアを交えながらですが深刻な事態について書いていました。

news.yahoo.co.jpパックンはすでに来日30年になるのですが、これまで全く経験のなかったことに出会います。しかも立て続けに。

 

ホテルに泊まろうとしたら、フロントでパスポート又は在留カードの提示を求められたということです。

しかも無ければ泊められないと。

パックンはすでに常にパスポートを携帯することは無いのですが、財布の中に在留カードは持っていたので何とか宿泊はできました。

 

入管法によれば在留の外国人は常にパスポートまたは在留カードを携帯し、警察や入管など「権限ある官憲」に求められた場合はそれを提示しなければならないことは定められています。

しかしそれ以外の一般人、ホテルの受付であってもそれを提示させることはこれまではなかったそうです。

その理由について受付に尋ねたところ、テロ対策のためとして警察から指示があったということ。

ただしこの法律制定はかなり前、2005年ですし、そもそも「日本に住所のある外国人」はそれを求められていないとか。

やはり法律によらず施行基準を厳しくしているようです。

 

しかし、表題にもあるように、「見た目で」それを求めるわけです。

パックンは見るからに外国人という風貌ですが、アジア系などはそうではない人も多いでしょう。

それはどうするのでしょうか。

さらに、ハーフの人で見た目は外国人でも国籍は日本という人も今では多数です。

そういった場合は困ったものです。そんな人たちはパスポートも在留カードも持っていません。

 

いっそのこと、「すべての人に対して同じ基準で接する」ことにしては。

日本人に対してもパスポートまたは在留カードの常時携帯を求めたら。

多くの人がどちらも持っていませんが。

そこで出てくる?マイナンバーカードでしょうか。