爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

都道府県一つずつ、私の「こころの風景」その5、東海・近畿の2

東海・近畿は多すぎたので二つに分けました。

 

三重県

蒸気機関車の写真を撮りに行った、加太駅の西方の築堤」

名古屋にしばらく住んでいたのですが、意外に三重県にはほとんど行ったことがありません。

その中でやはり蒸気機関車の撮影旅行の風景です。

高校入学の前の休みに当時はまだ蒸気機関車が主力であった関西本線に出かけました。

1969年のことだと思います。

当時の写真雑誌に出ていた「加太越え」という言葉にひかれて、加太駅から中在家方面に向かって歩いて撮影場所を探しました。

その日は3月とはいえ非常に寒く雪が舞うような天気でした。

加太駅の西方になだらかな築堤があり、少し離れたところから狙うとちょうど列車が長くとらえられる構図になる場所がありました。

そこで数本の貨物列車を撮影しました。

 

和歌山県

「串本周辺の南紀海岸」

和歌山は一度だけ訪れたことがあります。

それが新婚旅行。

40年以上前になりますが、当時は都会からはハワイやグアムといった海外新婚旅行に出かけるのがブームになりかけていましたが、まだ熊本からはそれほど海外旅行には行くという話がなく、家内も国内でよいと言うので南紀を選びました。

熊本から大阪に飛行機で飛び、そこから近鉄で伊勢へ。

そこからは毎日チャーターしたタクシーで走るという、一世一代の豪華旅行でした。

三日目の行程が勝浦のホテルから出て海岸を走るというもので、二月でまだ観光シーズンには遠く閑散とした風景でした。

さすがに気温は低かったものの日の光は十分にあり、キラキラと輝いた海はきれいなものでした。

クジラ博物館、橋杭岩、潮岬、海中公園と有名どころの観光地を巡りましたが、冬の海もなかなか味のあるものと思いました。

 

奈良県

「秋篠寺周辺」

奈良もあまり行ったことがなく、修学旅行だけです。

高校の修学旅行は新幹線で京都に行きそこからバスで奈良、和歌山、徳島、香川、兵庫と回りました。

最初の奈良で泊まった次の日は午前中はグループごとに計画して見て回るということになっていました。

他のグループは有名な東大寺法隆寺などに行ったようですが、変わり者ばかりの私のグループは人のあまり行かないところにしようということで、西ノ京の秋篠寺と決めました。

西大寺駅まで電車で行き、そこから歩いて秋篠寺に向かったのですが、そこまで行くとかなり田園風景となり、その中に秋篠寺が建っていました。

それほど観光客もなく、静かな境内だったのですが、他の高校生のグループが大声で騒いでいました。

それを見かねた寺のお坊さんがなぜか私たちに「少し静かにしてください」と注意をしたのですが、違うグループだと申し上げると非常に恐縮して謝ってくれたのが記憶にあります。

 

大阪府

新大阪駅の上空を飛び伊丹空港に着陸していく飛行機」

大阪もあまり縁がなく、出張で行ったということも数回だけです。

しかし通過だけは数多く、乗り換えも頻繁でした。

最近では金沢に単身赴任していた頃に電車で熊本に帰省する際、特急サンダーバードで来て新大阪で新幹線乗り換えということがありました。

そのホームで待っていると、伊丹空港に着陸していく飛行機が数分おきに上空を通り過ぎていきます。

真下から見るとどの会社の飛行機かと言うこともあまり分からないのですが、それでもボーっと見上げていると時を忘れました。

 

兵庫県

「神戸布引ハーブ園から見た神戸市街」

兵庫県には縁もなかったのですが、なぜか子供が二人ともそこの会社に勤めることとなり住んでいます。

今は姫路に居る娘が結婚式を挙げたのが神戸でした。

当時はまだ元気だった私の母と家内の両親も参列しました。

少し時間があったので、私の母と家内の母の三人でホテルのすぐそばから登るロープウェイで布引ハーブ園まで上がってみました。

六甲山の山頂まで行けばもっと素晴らしい眺望なのでしょうが、そこからでも結構見事な眺めでした。

母たちもまだ年齢が80歳前後の頃で、ハーブ園内で歩くのもさほど無理ではなかったようです。

 

中国四国に続く。かな。