爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「内田樹の研究室」より「お墓見の季節」

内田樹さんが色々な想いを書いている「内田樹の研究室」、今回は「お墓見」という話題です。

blog.tatsuru.com内田さんは武道家でもあり、凱風館という道場を主宰しています。

その門人たちの中に独身や子供のいない方があり、その中の一人の方が「誰が私の供養をしてくれるのか」と話したことをきっかけに、凱風館で共同のお墓を立てその門人が供養を続けるということにしたそうです。

 

まだどなたもそこに入ってはいないようですが、入る予定の方々が集まり法要を営んで会食をするのが「お墓見」だということです。

 

家族の営む法要というものは、十三回忌までくらいだろうと書かれていますが、その後も十七回忌、三十三回忌、五十回忌とありますが、宗派や地域によっても異なります。

だいたい三十三回忌まで行いあとは「ご先祖様」となる、弔い上げということになるようです。

 

とはいえ、家族というものの考え方も変わっておりこれまでのように先祖供養というものを続けることも難しいのでしょう。

お墓の維持管理も子孫が日本各地どころか世界各地に散らばるようでは難しくなるでしょう。

我が家の墓もどうなるか、全く分かりません。