ロシアのワグネルの指導者、プリゴジンが「反乱」を起こしたが1日で撤退、ベラルーシに亡命したと言われた件について、私も極めて怪しいと感じて謀略説を書きましたが、これについて田中宇さんの「国際ニュース解説」に詳報が出ていました。
tanakanews.comこの記事の前半は題名通り「ロシアでなく欧州をつぶしている」事態について書かれていますが、その後にプリゴジン反乱についての記述があります。
それによれば、プーチンとプリゴジンの両者の仕立てた謀略ではなく、プリゴジンは本当にロシア軍の姿勢に対して批判をするつもりで挙兵、しかしプーチンはそこまで見越してプリゴジンをそのように仕向けてやらせたという「半謀略説」です。
このような「半分茶番」になったのは、プーチンが諜報機関からたたき上げの経歴であるのに対し、プリゴジンはそのようなやり方には慣れていないからだそうで。
しかしプーチンの思惑通り、アメリカなどはこの反乱でプーチン体制は揺らいだなどという糠喜びをさせられています。
実際にはワグネルのロシア軍への同化などは既定方針であり、ほとんどが問題なく吸収されていて、その指導者で行き場所の無くなったプリゴジンを納得させるだけの話だったようです。
いずれにせよ、ウクライナ軍の劣勢は続き、クラスター爆弾などを使ってももはや逆転は難しいということです。
なお、フランス暴動の分析などはまた別の文章にするそうです。
有料会員向け文章にならなければ良いのですが。