爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ロシアのワグネルの反乱とはいったい何だったのか

どういうことになるのかと見ていたロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱はあっけなく終了しました。

しかしどうも変な事が起きており、まだ気を緩めることはできません。

 

モスクワに侵攻などというので大騒動になるかと思ったら途中でストップ、プリゴジンベラルーシに亡命と言われています。

 

その行動の理由もプーチン政権に対するものではなく、ロシア軍中枢部への不満だということです。

 

さらにベラルーシのルカシェンコ大統領はプリゴジンやその仲間を迎えベラルーシの軍事顧問とするかのような待遇だと言っています。

 

さてこれをどう見るか。

 

プリゴジンプーチンに反旗を翻す意図はなかったというのはどうでしょう。

その行動はそういう言い訳を許すようなものではありません。

そしてその後の行先がベラルーシというのが怪しさだらけです。

ロシアに対しては旧ソ連の各国では、バルト三国は完全分離、ウクライナも反抗し、中央アジア各国もつかず離れず、その中でロシアに忠誠を尽くしているのがベラルーシのルカシェンコだけとも見える状況です。

本来ならばプーチンに疑われた人間がベラルーシに入れば問答無用で逮捕、ロシアに送還というのが普通でしょうが、そうではなく一見して厚遇するかのような態度です。

 

これはもしかしたら、プリゴジンの反乱などというのもプーチンの企みだったのではないかと思い当たります。

ウクライナの反転攻勢などと言われるものが始まったかのようですが、それほど大した戦果が挙げられているわけでもなく膠着しています。

ワグネルもとりあえず戦線から離脱させても大丈夫かと考え、この機会にロシア軍内部の不満勢力を洗い出そうとしたのではないか。

 

そう示し合わせたプーチンプリゴジン、そしてルカシェンコはそのシナリオを立て実行した。

どうやらそれを信じたロシア軍幹部がしっぽを出して捕まったようです。

ワグネルはプーチンらとの取り決めに従いベラルーシに本拠を移し今後のウクライナ中心部を狙う作戦に備える。

そして場合によってはポーランドにもにらみを利かすと言った所でしょうか。

 

さて、流れているニュースから情報を拾い出しまとめてこのようなシナリオを考えてみました。

本当のところはどうでしょうか。