爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「脱炭素が妄想であることを示す図」杉山大志さんの文章

珍しくまともなことを言っている人、杉山大志さんがまた書いていました。

agora-web.jp

まあ、中身は私にとっては当然すぎるような主張ですが、これをきちんと出典を明らかにして並べてくれるというのはありがたいものです。

どうも私自身はどこかで見た文章や図といってもすぐに忘れてしまい、そのイメージだけが残っていてそれで書き散らしているので説得力がありません。

 

風力・太陽光発電は言われているほど延びていないというのも当然。

それ以上にシェールオイル・ガスが増えたというのも当然。

ただし、これには「近いうちに激減する」ということが付随するということは間違いないでしょう。

 

バッテリーはガソリンに追いつけない。

ここで杉山さんは集積回路におけるムーアの法則をバッテリーに当てはめることはできないとしています。

これも当然、というかムーアの法則というもの自体他の科学技術にはとても応用できないものだということでしょう。

バッテリーの開発というものは現在特に急務となったように見えますが、実は何十年も多くの科学技術者があたってきたものです。

まあ確かにそれでリチウムイオン電池など相当な発展をしてきました。

しかし、まだまだ目標にははるかに及ばない。

というより、目標が大きすぎるのでしょう。

容量が現在より数ケタ以上も大きく、充電時間も数ケタ短く、さらにレアメタルを使わずに作れる?

技術には「無理」ということがあります。

SF的には可能でもできないものはいくらでもあります。

 

しかし杉山さんが次々と証拠を示して脱炭素などは妄想に過ぎないといっても、それを認める社会ではないのでしょう。