「賀茂川耕助のブログ」ではアメリカ主導の論調ばかりが目立つ一般メディアとは異なる視点の議論を展開していますが、今回は先月の岸田訪ウクライナと同時に行われた中国の習近平主席のロシア訪問、中ロ首脳会談について触れていました。
引用されているのは、ラリー・ジョンソンというおそらくアメリカのジャーナリストの文章です。
中ロ首脳会談のあと発表されたのが両国の間に結ばれた協定の内容ですが、これらが今までのアメリカ一国覇権体制から大きく変化していく世界情勢を表わしているとして、表題の「今日、あなたは歴史に立ち会った」ということになるというものです。
アメリカがウクライナ戦争への対応としてロシア制裁を行ない、さらにウクライナへの軍事援助を続けている中で、それに同調するのがヨーロッパと日本だけとも言える状況になっており、その他の国々がどのように振る舞うのかまだはっきりとはしないようですが、中国が積極的に動くことで変わりつつあるのかもしれません。
まあその辺は徐々に表れてくるのかもしれませんが、この習近平訪ロに対して「アメリカが行った妨害工作」も列挙されていました。
「習近平は来ないというキャンペーン」「もし習近平が訪ロしたら中国に脅威を与えると圧力」などと共に、
「6.習のモスクワ訪問当日に、日本の首相を急いでウクライナに訪問させた」というのがありました。
やっぱりそうだったのかというところです。
G7議長国だからとか理由が示されましたが、それにしても習近平の訪ロと同日というのがおかしいなとは思っていましたが、やはりアメリカの指令によるものだったということでしょう。
あの中身のない、ただ行っただけという訪ウクライナという、国辱的とも言える行為はさすがに岸田の考えだけではないと思いましたが、そんなものでしょう。