賀茂川耕助さんのブログは賀茂川さんが収集する多くの情報源からアメリカ一辺倒の情報を除いたものを多数紹介しています。
ロシア・ウクライナ関係でも様々な情報が飛び交っていますが、今回は中国とイランに関するものでした。
ペペ・エスコバールという人の文章を引用しているようです。
イランのライシ師がイラン大統領としては20年ぶりに中国を訪問、習近平と首脳会談を行ったということです。
大統領だけでなく、多数の閣僚や経済界指導者などを含む大代表団での訪中でした。
包括的戦略パートナーシップをさらに強力にして調印し、米欧日に対する姿勢を強めました。
イランのインフラ整備に中国がさらに後援し、中国から中央アジア、イランを結ぶルートを強化するということです。
これが完成すれば中国からカザフスタン、トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタンを経てイラクまで結ぶ強力なラインが出来上がります。
イランは「ルック・イースト」政策を進めていますが、これは中国の一帯一路構想(BRI)と非常に親和性が高いものであり、双方が望めばこれらが一体化します。
これにさらにロシアとインドも加われば、ユーラシア大陸の中央から北東部の大部分が大きな勢力となり、東南と西の辺境のみがアメリカ側ということになるのかもしれません。
ウクライナ戦線でロシアと闘い膨大な戦費を消耗している米欧日はどんどんと勢力を侵食されているのかもしれません。