爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「尾身の乱?」御用学者の叛乱にスガは怒り狂っているとか。

感染状況の改善が無い中、オリンピック開催を強行しようとすることについて、専門部会の尾身会長が批判を強めていますが、それに対して菅総理は怒り狂っているということです。

news.yahoo.co.jp

このところの尾身会長の発言は非常に強硬な印象を受けていましたが、やはり総理には相当応えているのでしょう。

 

政府からは「会長は言い過ぎだ」といった批判が出ているという報道もありますが、これは総理の意向を取り巻きが代弁しているということなのでしょう。

 

さて、これまではそれほど関心もありませんでしたが、この会長の尾身茂なる人がどのような人物なのかと言うことにも興味が出てきました。

 

ja.wikipedia.orgどうやら最初は医師として活動し母校自治医科大の助手となったものの、その後厚生省の技官となり、さらに世界保健機関感染症対策を担当したようです。

学界側の重鎮ということではなく、感染症対策の行政側の専門家と言うことでした。

表題には「御用学者」と書きましたが、失礼しました。

「御用」は勤めるものの「学者」かどうかは分かりません。

 

新型コロナウイルス感染流行拡大の初期には新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の副座長を務め、その後その組織を新型コロナウイルス感染症対策分科会としてからは会長となっています。

 

しかし、首相が口を開けば「専門家のご意見を伺い」と言っている割には意見を無視されても、ずっと黙っていたのは、さすがに医師上がりといっても官僚体験が身に染みていたのでしょうが、ここに来て黙っていられなくなったのでしょう。

 

あるいは、五輪開催に暴走している政権が大失敗した場合、自分にも責任が降り懸かり大変なことになるかもしれないということを尾身さんも自覚してきたのでしょうか。

 

政権内部では「尾身会長のスキャンダルを探して辞めさせる」という動きも出ているという話もあります。

尾身さんとしては、それでは痛いことになりますが、しかしそれをやってしまえば政権も地に落ちるということになるでしょう。

まあ、見ていて面白いことになるという気はしますが。

 

五輪開催強行でどういった失敗が起きるか。

海外選手や役員などは全員ワクチンは接種してくるということです。

選手団内部での大規模感染拡大というのは無いかもしれませんが、ワクチン効果も絶対ではありませんので、やはりいくらかの感染発生はあるかもしれません。

それよりも日本側の関係者での感染はかなり危険性があります。

一番ありそうなのは、東京などでの感染の爆発的拡大でしょう。

選手役員、報道やスポンサーなどの入国が増え、国内でも人の動きが加速する頃から2週間、閉会式からその後の数日間程度で起きることになるのでしょうか。

まだ当分東京方面には出かけることはできないようです。

 

それにしても、スガというのは本当に愚かで腐れ切った人間だということが改めて分かります。

もちろん、親玉の前首相の方がそれよりはるかにひどかったのですが。