新型コロナウイルス感染拡大が急激となり、さらに各地での水害被害も大きかったことから野党は臨時国会開催を求めていますが、与党は拒絶しています。
しかし、憲法に基づく臨時国会開催を拒否することは大きな問題ですが、そこまでして開きたくないのはなぜでしょうか。
上記記事中にあるように、憲法53条に基づく臨時国会開催要求には与党は応じる義務があり、数多くの裁判判例もそれを支持しています。
それでも開きたくないのはなぜか。
まずは、首相がこれまでのコロナ禍対策で数々の失態を連発、もはや何の方策もなく国会を開けば集中攻撃を受け持ちこたえられないということを考えてのことでは。
今思えばまだ甘い状況であった第一波に、数十兆とも言われる(ほどではないけど)対策を打ち出してしまい、その割に感染症も終息せず、経済もボロボロということになってしまったというのが大きなトラウマになっているのでしょう。
さらに、噂だけですがこれまでよりもっとひどい首相がらみのスキャンダルが用意されているという話もあります。
それを怖れてのことか。
しかし、理由はとにかく相当重大な事態となりつつあるにも関わらず、首相が何も話そうとしないのは、もはや政権としての正当性を失っているとしか言えないと思います。
一番最近の発言が「マスクにも色々ある」では、とても首相の任に堪えないというところでしょう。