爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2020年を振り返る その1 1月~3月

恒例の「今年を振り返る」ですが、まさかこんな年になるとは夢にも思いませんでした。

ひとこと「コロナ」、それですべてが言いつくされているようなものです。

今年の初めには中国で感染者が出ているそうだといった程度の認識だったのですが、それ以降の広がりは予想以上、死者もかなり出ておりそれに振り回された世界でした。

社会や経済にも大きな影響が出ており、これはまだまだ終わるわけではなく、来年もかなり大変なことになりそうです。

 

1月

アメリカがイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をバグダッド近郊で殺害。

 これに対しイランもイラクの米軍関係施設を攻撃した。

 年の初めはまだ「コロナ」以外のニュースもあったのだというのが新鮮に見えます。

 

★1月7日に中国武漢で流行している肺炎の病原体が新型コロナウイルスであることが確認された。

 それ以前からの流行があったと言われていますが、公知の事象としてはこれが出発点のようです。

 

★中国武漢が都市封鎖されたため取り残された日本人を帰国させるためにチャーター機を運航。

 その帰国者からも感染者が出ましたが、実際にはそれまでに多くの感染者が入国していたようです。

 

★17日、地質時代の名前として「チバニアン」が正式決定。

 

★1月31日にWHO(世界保健機構)が新型コロナウイルス感染拡大が公衆衛生上の緊急事態であることを宣言。

 宣言だけされてもね。結局行動が遅れた国がいくつもありました。

 

★検察官には適用できないとされていた公務員の定年延長規定を閣議決定で変更し、黒川弘東京高裁検事長の定年を延長した。

 なんでもやりたい放題だった安倍政権の汚点の一つでしょう。

 

2月

新型コロナウイルス感染症感染症法に基づく指定感染症とした。

これで感染者を強制的に入院させることができるようになった。

 しかし無症状や軽症状感染者が言うことを聞かないのも当然かもしれません。

 

★大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で感染者発生、長時間横浜港沖に停泊させたことで批判を受けた。

 とはいえ、仕方ない措置だったかもしれません。

まあ、どうせ別のルートから大量にウイルスは流入したようですが。

 

★五輪聖火リレーリハーサルを都内で実施。

 今となっては痛々しいような笑顔。

 

★2月27日、安倍首相は小中高校をすべて3月まで臨時休校とすることにした。

 この効果はほとんど期待できませんでしたが、これは大変だという雰囲気を醸成するということはできたのかもしれません。

 

3月

★3月11日、WHOは新型コロナウイルス流行はパンデミック(世界的流行)であると宣言。

 これも「宣言だけされてもね」です。

 

★3月24日 今年予定されていた東京オリンピックパラリンピックの開催が1年延期されることが決定。

 あまりにも決定が遅すぎました。

 そして、決定するまでは「絶対に開く」という発言ばかりが聞かれたのも白々しい限りです。

 

★3月29日 新型コロナウイルス感染で、タレントの志村けんさんが死亡。

 その少し前までは元気に活動していたということで、これで一気に社会のウイルス警戒感が強まったと感じます。

 なお、志村さんはNHKの朝ドラ「エール」に出演、自分のシーンは撮影されていたため最後の方までその姿を見ることができました。

 

★31日、渋谷駅に隣接していた東急百貨店東横店が閉店、85年の歴史を閉じた。

 渋谷は大学時代通学経路で、このデパートにも時々寄りました。

 

(4月以降に続く)