Gendai.ismediaで、経済学者の高橋洋一さんが、「世紀の愚策、軽減税率は今からでも止めるべき」と指摘しています。
まあ、そもそも現時点での消費税増税は、世界情勢の緊迫化を考えても危険な状況だとされています。
米中貿易戦争、ホルムズ海峡緊張、イギリスEU離脱、日韓関係悪化という問題は、どれをとっても大きく世界情勢を変える危険性があります。
この時期に、消費増税自体が危険であるのはもちろんですが、それ以上に「世紀の愚策」軽減税率までやってしまうのはどうでしょう。
軽減税率の最大の問題点は複雑な仕組みからくる事務手続きの煩雑さです。
それが小売業者に大きな重荷となってのしかかります。
EUでも軽減税率が実施されていますが、それを「給付つき税額控除」に変更しようという方策が検討されているようです。
その世界の動きを考えず、遅れてそれを始めるという愚策が日本の軽減税率なのでしょう。
今からでも遅くないといっても、もう実施まで1週間となってしまいました。
なお、軽減税率をさらに上回るキャッシュレス化推進策については高橋さんも触れていませんが、この二大愚策が実施されるのもあとわずかです。