消費税の増税まであとわずかとなりましたが、いつもの「駆け込み需要」がこれまでほど見られないようです。
テレビのニュースでもやっていましたが、その要因としては、
1.8%から10%と2%増なので、それほど今買ってもお得感がない。
2.限定的とは言え食料品の据え置き軽減税率制度があるので、焦りがでない。
3.キャッシュレス化の還元ポイントがあるので、かえって10月に入ってから買った方が得な場合がある。
が挙げられるようです。
この中で大きいのは3のキャッシュレス還元でしょう。
そして、これが今回の消費税増税が全くのマヤカシにしかならない理由でもあります。
軽減税率対応のレジ導入が遅れているという話もありますが、それ以上に中小小売店ではキャッシュレス対応の装置の導入が頭が痛いところでしょう。
上記の番組でも、現在の◯◯ペイという名の連中の競争についても触れていました。
今回の消費税増税で消費の冷え込みを防ぐためと称して行われるこの「ペイ」間の競争がこの現象をよく示しています。
結局は、消費税増税という大きな動きを利用して、キャッシュレス化を一気に進め、政権に強く食い込んでいる「ペイ」たちに金が回るようにしたいというだけなんでしょう。
その陰で、おそらく不正行為や犯罪行為の横行が激しくなるでしょう。
紙幣の偽物を作るのは非常に難しいのですが、デジタル犯罪など簡単な連中が国内外にはいくらでも出てくるでしょう。
さらに劣化した社会が見られそうです。