新聞やテレビでもまだまだ取り上げられている「サマータイム」ですが、ほとんどの人が反対、時たま出てくる推進論もすぐさま反論が浴びせかけられるという状況です。
特に反対が多いのがIT関係者、医者、気象予報士といった人々で、もちろんITは大変な被害を被るのが見えていますし、医者は健康状態への悪影響が予測されるからでしょう。
ただし、紹介の初めには必ず「省エネ効果や、電力削減効果は少しある」と言われていますが、これも実際は非常に怪しい話で、早く会社が終われば会社のエアコンは止められるなどといった、中途半端な予測で組み立てられているだけのようです。
しかも、その実施要項も分かってきて、なんと「2時間ずらす」
欧米の実施国を見ても1時間ずらす以外の例は知りません。
2時間の移動などということの実施の混乱ということを考えたことがあるのでしょうか。
もともとの「オリンピックの猛暑対策」という話に戻しますが、これについても実は「マラソン競技」しか考えられていません。
その他の競技、特に陸上や屋外球技(サッカーなど)はどうするのでしょう。
陸上競技も予選から準決勝、決勝と延々と一日中続きます。
この開始時間が2時間ずれても、終了時間が夕方の猛暑の中となるだけで、かえって悪影響があるでしょう。
サッカーも、開始時間が通常は午後4時とか午後7時となるところを現在の時間で午後2時、午後5時開始となるわけです。
もちろん、こんな時間に試合などしたら選手は大変な危険気温にさらされることになります。
最初にも言ったとおり、マラソンが心配ならそのスタート時間を午前3時でも4時でも、涼しい時間に持っていけば良いだけの話です。
元凶の森喜朗も口をつぐんでいるようですが、早めにあきらめて謝ってしまえばよいだけの話です。それでなければ、いつまでも形だけでも検討させられている自民党議員や秘書が可哀想です。(まあほとんど同情もしていませんが)