賀茂川耕助さんのブログ最新記事は際限なく上がり続けているような防衛費についてです。
kamogawakosuke.infoその増額分のもっとも大きな所は、北朝鮮ミサイル対策と称するイージスアショアなどのアメリカからの兵器購入です。
記事中にもあるように、トランプ大統領は就任前より同盟国への軍事費肩代わりを言明していました。
在日米軍の駐留経費負担かと思えばちょっと形を変えて高額兵器の押し売りでした。
こういった状況にもっとも効果があったのが、北朝鮮による度重なるミサイル実験の存在でした。
まさかトランプや安倍が直接キムに指示をしてやらせたわけではないでしょうが、もしかしたらキム君が安倍の苦境を「忖度し」やってくれたのかもしれません。
記事中で興味深いのはロシアのプーチン大統領が平和構築のための国際協力体制を提唱しており、それに対して「中国、韓国そして安倍首相も賛同しているとロシアメディアのスプートニクが報じている」というところです。
日本のメディアなどでは一言も触れていませんので、本当かどうか分かりませんが、もし真実が一部だけでも含まれているとするなら、安倍もとんだ二枚舌です。
記事最後にあるように、
安倍首相は年頭に「国民を守るため真に必要な防衛力強化に取り組む」と述べたが、防衛が北朝鮮から国を守ることであれば、まず対米従属をやめ、ロシア・中国との緊密な協力に取り組むしかない。
でしょう。
アメリカは「自国の絶対安全」を守るためならば、同盟国などは多少の損害を受けても仕方がないと思うでしょう。
アメリカ本土に届くようなミサイルが確実となる前に北朝鮮に開戦すれば、韓国や日本に断末魔の反撃をする可能性が強いでしょうし、そうなれば当たりどころによっては数十万人以上の死者もありえます。
それでも「アメリカは安全」となりかねません。
「自国防衛」が自国の「何を」守るのか。本当にすべての国民を守るかどうか、極めて怪しいものです。