爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

阪神淡路大震災から20年

1月17日であの震災から20年になります。
当時は神奈川県に住んでおり、いつも早起きなのですが妻子はまだ寝ているためにテレビの音も最小にして見ていました。すると、NHKニュースで大阪から大きな地震が起こったと言う一報が流れ、その頃大阪所属だった宮田修アナウンサーが報じていました。YOUTUBEなどではそのニュースの映像も見ることができますが、慌しい様子が見て取れます。硬い表情の宮田さんが記憶にあります。
段々ととんでもない被害が出ている様子がわかってきました。

すぐに報道ヘリコプターも出動したようで、あちこちから炎が上がっている映像も見ましたし、そのうちにあの高速道路が横倒しになっている様子や、三宮のビルが倒れている場面も見えてきました。
災害の死者としては津波の被害が大きかった東日本大震災の方が多いのですが、地震そのものでの倒壊の被害はあの地震の方がすごかったというイメージがあります。

その少し前に一緒に仕事をしていた関西出身の人が関東で地震が起きたところ、「関西は地震がないからびっくりした」と言ったのを聞いてそんなものかと思ったことがありましたが、とんでもない話でした。日本中どこでも地震のないところなどないのだと言うことを改めて痛感させられました。

その頃勤めていた会社の工場が灘区にあったのですが、大規模な被災で結局廃止となりその業務を引き継ぐと言った影響もその後受けることとなりました。

地震当時は神奈川県の小学生だった息子がどういう縁なのかその後神戸の会社に就職し、今では神戸市民になっています。周りにはほとんど地震のあとを思わせるものも残っていないようですが、人々の心には確かに様々な傷があるのでしょう。

地震に限らず、水害、津波、火山噴火等日本列島というのは自然災害の激しいところなのでしょう。それを忘れず対策を常に考えておく必要があるのでしょう。