食文化研究者の魚柄さんの現代の食をめぐる状況についての提言です。
魚柄さんは非常にワイルドな体験を通じて自然な食文化についての確固とした意見を持っておられるようで、奇形化した現在の食を批判しています。
どこの家庭でも今は大きな冷蔵庫を備えていますが、そこに入っているものは「食べられる食材」というよりは「食べなければならない食材」がほとんどを占めているようです。一家族が食べることができる分量は一週間まとめても大したものではなく、そんなに大量のストックが要るはずもありません。冷蔵庫の中で悪くなるに任せ結局捨ててしまう食品の多いのは見当違いというものでしょう。
食をめぐる環境は悪化しており、量の確保も難しい将来が予想されます。いろいろと考えていかなければならない段階でしょう。