太陽光パネルのリサイクルを義務化するという法案を準備していた政府ですが、断念したという話です。
廃棄物の処理法すら決まらないままというのは、原子力発電では厳しく指摘され続けていますが、それに引けを取らないほど重大な問題が太陽光パネルのリサイクルです。
それを義務化するという法案を準備していたのですが、他の物品のリサイクル規定(いずれもザル法ですが)では所有者が負担することとしているのに、この太陽光パネルでは解体費用のみ所有者、リサイクル費用はパネル製造者が負担するということにしようとしたことに、内閣法制局が整合性が取れないとして反対したということです。
本当に法制局の反対なのか、別の次元の反対のような気もしますが。
メガソーラーなどで各地の環境破壊は大変なことになっていますが、これが機器の寿命となって廃棄することになればどのような事態になるか、恐ろしすぎる問題です。
しかもこの誤った再エネ化はさらに加速しそうです。
リサイクルの規定を整えたところで多くは破られることになるというのは明らかですが、その規定すら作ることもできないというのは原発廃棄物と比べても有害性は少ないとしても量的には比べ物にならないほど巨大なことになります。
国破れて山河在りとは言いますが、エネルギー政策で誤ったことで国が破れても、山河が残るどころか山河一杯に廃棄パネルが散乱するという光景が目に見えるようです。