これまではロシアとNATOの間で中立を守っていたフィンランドとスウェーデンがロシアのウクライナ侵攻を受けNATOへの加入を申請していたのですが、反対していたトルコが賛成に回ったということで加盟が確実となりました。
それに対しロシアは猛反発をしているようです。
ロシアのウクライナ侵攻も、ウクライナに親米政権ができてNATO加盟を目指す動きが出たためにプーチンが危険視して起きたということですので、当然ながらロシアの反発と対抗処置が出てくるでしょう。
この緊張の高まりでNATO諸国も軍事費を増やして備えるということになり、それに同調し(それを良い口実に)日本も軍事費増を目指すということになります。
増やした軍備は必ず使われるというのが歴史の法則でしょう。
危ないことになりそうです。
なお、トルコがこれまで北欧2国のNATO加盟に難色を示していたのは、トルコ国内で反政府活動をしているクルド人組織の国内活動を許しているからということでしたが、それは2国がトルコ側の言い分をすべて受け入れたということで、解決に向かいました。
トルコのしたたかな外交戦略が功を奏したということでしょうか。
トルコはクルド人勢力をテロ組織だとしていますが、それを言うならトルコ政府自体がテロ国家でしょう。
そちらの情勢も厳しさを増しそうです。