日本ではあまり重要視されていないBRICS首脳会議ですが、これまでのBRICS5か国に加えて6か国が招聘されたという田中宇さんの「国際ニュース解説」でした。
tanakanews.comあらたに加盟したとされているのが、アルゼンチン、サウジアラビア、UAE、イラン、エチオピア、エジプトの6か国です。
これら各国の事情について詳述されていますが、サウジアラビア・UAEを加えることで石油の供給に強い影響を保持できるようです。
一方、中南米はやはりブラジル以外にはアメリカの影響が強いようで、今回のアルゼンチン招聘にも現政権は冷淡で代表団を送らなかったようです。
アフリカではロシアと親しいエジプト、中国と親しいエチオピアが参加することとなったものの、最も人口の多いナイジェリアはアメリカ寄りということで外れたようです。
アジアではインドネシアが参加するものと見られていたものの、インドネシアは従来から非同盟の姿勢を守っていたために今回も見送ったとか。
途上国寄りと見られていたBRICSですが、ウクライナ戦争当事者のロシアとアメリカの対抗者としての性格が強調されるようになってきた中国が主役ですから、アメリカに対抗するという性質が強いものになっていくのでしょう。
これにどの程度の国が同調するのか。
世界の動きを左右するのかもしれません。