爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ひどい工事ミス、海との境の樋門の工事で取り外したまま現場を離れ、満潮で海水が農地にあふれた。

熊本県天草で起きた事故ですが、全国的には知られているのでしょうか。

海との境に設けた樋門の工事を請け負った業者が、予定の一日では終わらなかったために翌日回しにしたのですが、取り外した樋門をそのままにして帰ってしまったところ、夜になって満潮になり海水が土嚢を越えて広範囲の農地に入ってしまったというものです。

news.yahoo.co.jp映像ではかなり広い範囲に海水が入り込み、水田や畑地が浸かっている様子が分かります。

 

海水の塩分はかなりの濃度であるため、植えてある作物は枯死しますし、水田も塩分が抜けるまでは数年かかるでしょう。

 

業者は土嚢があるから満潮でも海水は止まると判断したようですが、この地域は全国的にも最も潮の干満差が大きいところであり、あまりにも杜撰なものです。

 

県発注の工事のようですので、補償で片づけるしかないのでしょうが、おそらく業者の手におえる額ではないでしょうから、県税から出すしかないのでしょう。

高い県民税がさらに上がるのでしょうか。