爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

BBCがハマスを「テロリスト」と呼ばないことをイギリス政府や一部市民が攻撃

いつもブログネタを数々提供してくれるNHKの朝の番組ですが、今回は「BBCハマスをテロリストと呼ばない」ことについてのものでした。

www3.nhk.or.jp(この記事は放映された番組とは若干違うようです)

 

欧米のメディアではそれぞれの政府方針に従って、パレスチナハマスを「テロリスト」と呼んでいます。

しかしイギリスのBBCは独自のガイドラインに従ってテロリストという言葉を原則として使わないということです。

 

ところがイギリス政府はそれを批判しBBCに対してハマスをテロリストと呼ぶように強制しようとしています。

またユダヤ系を中心とした一部市民たちもBBCに対するデモを行っています。

 

BBCは以前に定めたガイドラインで、テロリストという言葉は感情的なものであり、それを使うことは視聴者の理解を助けるというよりは妨げることになるとしています。

 

しかしイギリス政府の姿勢は非常に強固であり、今後はBBCも方針を転換する可能性もあるのかもしれません。

 

「公共放送」という名前だけは一緒のNHKBBCですが、この姿勢は雲泥の差がありそうです。

この番組を作った人々やアナウンサーたちは何を感じていたのでしょう。

最後にアナウンサーは「NHKではテロリストとは呼ばず、パレスチナの軍事組織ハマスと呼んでいます」と付け加えていましたが、単なる言い訳に聞こえました。