爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

空前の熊被害だが、「駆除」には抗議も。

今年は山に食料が少ないためか熊が人里に出没し、人に危害を加えることが頻発し毎日のように報道されています。

その熊を捕らえた場合「駆除」と称して殺害することが行われていますが、それに対しての抗議が多くなっているという話です。

news.yahoo.co.jp上記の記事では一人で30件の抗議電話をしたという女性に取材していますが、実際に一人で数多くの抗議電話をかける人物もいるのでしょうが、多くの自治体に電話が殺到しているようです。

 

困った事態ですが、死亡する被害者も数多く出ているとあっては対応も殺処分とならざるを得ない場合も多いのでしょう。

 

熊は知能もかなり高いため、食料があると分かった場所には何度でも出没します。

山に食料がないとなると、再び人里に降りてくる可能性が非常に強くなります。

熊を殺さなくても怖い思いをさせれば降りてこなくなるという話もありますが、そのような通常状態の常識が通じない事態になっているとも言えます。

 

人間の方もできるだけ山には近づかないという配慮は必要でしょうが、山沿いの集落の中にまで熊が出るとあっては家から出られないということにもなりかねません。

いや、それでも家の中にまで入ってくる例も出ています。

 

これから冬眠の時期に入りますが、十分な栄養が取れなければ冬眠にも入れないという熊も出てくる危険性があります。

しばらくの間は緊張が高まるのでしょう。