爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

アメリカ大統領選の最後に来てまだ混乱が続く。民主主義は(もしあるなら)危険な状態。

アメリカ大統領選挙の最後の形式的な確認に過ぎないはずの手続きに、トランプ支持派が抗議を続け国会に乱入というひどい事態になっているようです。

www.nikkei.com

トランプが選挙の不正ということを言い続け、いまだに敗北を認めないということからその支持者たちも抗議活動を続けているのですが、上下両院での選挙結果の最終確定という通常なら形式的な手続きに過ぎない儀式開催に反対し国会議事堂に押しかけて乱入、審議もストップしたままのようです。

 

ニュース映像で見ると建物を破壊し内部に進入する者も出ているようですし、発砲事件があり撃たれた人も出ているようです。

 

暴動化しているようですが、人種差別反対デモが暴動化した際には州兵に武力鎮圧を強制したトランプが、今回はどうやら抗議活動を扇動しているようで、そういった映像も流れています。

 

選挙が公正であるからといって、民主主義が機能しているとはとても言えないということは、日本の現状を見てもよく分かりますが、公正な選挙すらまともにできないアメリカはほとんど民主国家の名には値しないということが世界に示されたということでしょうか。

完全に民主国家ではない中国が喜びそうな情勢です。

 

これからは、民主主義という範疇から外れていく国がどんどんと出てくるのでしょう。