爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

内閣支持率対策が見え見えの所得税減税、それにしても相変わらずやることが「しょぼい」

増税メガネなどと呼ばれることのある岸田首相がそれを払拭しようとしてか、所得税減税を検討ということです。

www.nikkei.com

税収がかなり増えたからそれを減税で還元しようというのかもしれませんが、そもそもこの税収増は空前のコロナ対策補助金等でもたらされたものであり、それははじめから還元されていたはずでこれをさらに戻そうというのは二重払いになるでしょう。

 

それにしても減税はしないと言っていたはずの首相が支持率のあまりの低さに仕方なくやることになるのかもしれませんが、「期限付き」っていったい何ですか。

またも「しょぼさ」丸出しです。

 

さらに、「所得税減税」で得をするのは少なくとも所得税を払っている人に限られるわけで、課税ラインに満たないような貧民にはもともと関係ありません。

減税で実感の伴うには何と言っても消費税の税率ダウン、さらには燃料高騰のためであるならガソリン税の軽減が一番でしょう。

そういった実感できる、実のある減税ができずに何とか小さなもので済まそう(誤魔化そう)という姿勢がはっきりと見える、それがこういった政策につながります。

 

どの程度の減税かは知りませんが、大したことにはならないでしょう。

国内向けにはしょぼいことしかできず、アメリカ相手には大盤振る舞い。どこを向いている首相かよく分かります。