爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

エスカレーターでは歩くな、が名古屋で条例化とか。

エスカレーターで急いで歩く人、そしてそのために片方を開けておくこと、それが普通の光景のようになっていますが、これにはかなり危険があるということは以前から言われていました。

そして身体の状況で左側(あるいは右側)に立つことが難しい人もそうせざるを得ないということで怖い状況になるということもあるということです。

 

それに対してようやく名古屋市で「エスカレーターで歩くこと」を禁止する条例ができたそうです。

mainichi.jpただし先に埼玉県で条例が施行され名古屋は全国2例目ということです。

埼玉県の事情も報道されていましたが、最初は守られていたものの徐々に歩く人が増えているそうです。

 

左か右かについては東西比較をした本を読んだことがありました。

sohujojo.hatenablog.com左に止まって右を開けるというのが多いそうですが、逆が大阪、兵庫など関西だそうです。

 

エスカレーターで歩いて上り下りすることの危険性もかなり古い本ですが危険学の畑村洋太郎さんが書いていました。

sohujojo.hatenablog.comいくら危険だと声を上げていてもなかなか社会は動かないということでしょう。

 

ただし、危険は危険なのですが、東京などでは非常に長いエスカレーターがあちこちにあります。

私もかつて通学で利用していた地下鉄の駅で毎日悩まされていたことがありました。

まだ若く足腰も強かったためどうしても歩きたくなってしまいます。

電車の轟音で駅に入ってくるのも分かるため、急いで降りて乗ろうという気になりがちでした。

今時々利用するところでは、羽田空港京急のホームから上がるところでしょうか。

これもかなりの長さがあるため、どうしても急ぎたくなってしまいます。

ただしさすがにもう脚の力が伴わず下りはともかく上りはちょっと。

 

まあとにかく危険なことは禁止しようという社会になりつつありますから、やがて全国に広がるのかもしれません。